見ること

今年に入り、手作りポストカードを作る機会に恵まれました。

ゴム版画のポストカードです。

 

そのポストカードを見て、いろんな方がそれぞれの感想を言ってくださり、見る事はとてもいろんな面があるのだと感じました。

 

『この絵にはどんな意味があるのですか?!』

と言う人や、私が説明する前に

『この絵は〇〇な感じですね!』

とか言う人たち。

話を聞いていて、とても面白かったです。

100人居たら、100通りの答えがあるものです。

 

作者がどんなに思いを込めても、どんなコンセプトに基づいて描いていても、それは風に吹かれる雲の如きもの。

絵描きだからと肩ひじ張ってみても、思い通りには行かないのです。

というか、絵描きという立場に固執していたら迷い道くねくねです。

 

ネタバレになりますが・・・

上の写真は、どんな事から生まれたか?

可愛い!という感想をいろいろ頂きましたが、これは幼い頃に抱えてしまったトラウマ、という絵です。

 

背負いたくなんかなかったのに、背負わされた子供の頃の自分。

裸足で、誰にも言えない大き過ぎる悩みを背負い、疲れ果てて、座り込んだ時、そっと花が自分の声を聞いてくれた、という絵です。

 

自分の心の中の奥の奥にしまい込まれて、普段はわからないのですが、事ある毎にその子供の頃のトラウマが出て来て、周りとギクシャクしてしまう。

『もういい年した大人なんだから・・・』

と周りは呆れたり、馬鹿にしてしまうものですが、その心の奥にあるモノはちょっとやそっとじゃ人に気付かれないので、周りにはダメ人間の烙印を押されて、自分で自分を責めて・・・の悪循環になるのです。

 

いかに心が深く、未知なるもので、その幅を測り知り得る事が出来ないものか・・・

 

でも、何かが自分の心の奥と共鳴する時があると私は思います。

それが自分の声を聞いてくれるのだと思います。

 

何かを見て、感じる事はきっとその人の中のものと響き合っているのだから、その人にしか解らない真実だと思います。

なので、見る事は面白いのです。

 

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