一進一退

新しい事や、自分から発信して行く事をすると、上手く行く事と行かない事がセットでやってくるもので、水前寺清子さんの歌みたいになりますが、諦める訳にはいかないので、出てはしくじり出てはしくじりの攻防戦には負けません。

自分にとって大きな問題は、いくら逃げてもいろんな所で鉢合わせするものだし、それをクリアしないと次の舞台には立たせてもらえない。

親より友人知人より他人より、一番手厳しい内なるものがいるのです。

 

上の写真は、デジカメで撮ったカラー写真をグレーカラーにしてみました。

 

大学の時に初めてモノクロ写真をサークルで教えてもらいました。

(確かこの時はモノクロネガを自分で開いて現像しただけで、紙にプリントはしませんでした。)

そして大学院の時に、ベルギーの留学生さんにモノクロプリントを教えてもらいました。

ベルギーの留学生さんは、ものすごく日本語が上手で日本語でモノクロ写真を教えて頂きました。

そのモノクロ写真をまた自分で焼いてみたいものです。

でも、あまりもうモノクロフイルムが写真屋さんには無いのが残念です。

時代の流れで、簡単お手軽に、今やスマホで簡単に綺麗な写真や加工が出来てしまい、手仕事の面白さという所がポッカリ抜けているように思います。

手仕事は手間もかかるし、何かと不便です。

でも、味わい深いものです。

 

モノクロ写真と言えば、アンリ・カルティエ・ブレッソンやアンセル・アダムスを思い出します。

大学院の時に図書館で写真集を読みあさった記憶が蘇ります。

確かブレッソンの展覧会が当時兵庫県の美術館でやっていて友人と見に行きました。

ブレッソンの写真を画集ではない形で見れてとても感動しました。

 

今は、本やハガキやネットで簡単にものが見れますが、実物を見る機会がとてつもなく欠けていると私は思います。

『本やハガキやネットで充分よ』

と言う人が多いですが、様々な思いの下に描かれた生の絵を見ると、思っていた事よりもはるかに沢山の【何か】と出会うのです。

決して、単なる癒し物ではない、ひと癖もふた癖もあるモノが多いですが・・・。

 

今度は葛飾北斎に会いに、兵庫県の美術館へ行こうと思います。

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