ここ数日、一人行動を立て続けにしていました。
まずは、写真の活版印刷ポストカード作り。
活版印刷というのは文字を一つ一つ手で選び、手動の器械でガシャンと印刷したら、文字が少しへこんだような印刷になるものです。
印刷工の方や活版印刷のデザインをされている方がワークショップを開いていて、丁寧に説明をして下さり、上の写真の『ありがとうございます』の文字を打たせて頂きました。
印刷インクの香りがなんとも言えず何故か懐かしく、モノを作る手ごたえがとてもあり、楽しかったです。
そして、別な日、タロットカードで遊ぼう、というワークショップに参加しました。
オシャレカフェでタロット占い師さんが参加者さんと一緒になってタロットを楽しむというもので、一人で参加しましたが、知り合いの方がお二人いらして、ワイワイと女子会的なノリで楽しかったです。
私はボッティチェリカードというものを持っていて、それを持参で参加しました。
ボッティチェリはイタリアのフィレンツェうまれの画家です。
その画家の絵をモチーフにしたタロットカードで、占いをしている感覚ではなく、絵画を見て合評している気分でした。
案の定、私はアタフタしたのですが、なんとか和やかなワークショップになり、ホッとしました。
イタリアには行った事がないですが、私は教会美術が好きなので、いつかイタリアの教会巡りに行きたいです。
ボッティチェリより、私はフラ・アンジェリコが好きで、彼の受胎告知を見てみたいです。
小鳥に説法を聞かせたという聖フランチェスコの曲なんかを教会で聴けたりなんかしたら最高だろうなと思います。
そして、アロマオイルのマッサージのようなもののモニター体験をしてきました。
自分で自覚してる体の悪い箇所は肩こりぐらいです、と伝え、セラピストさんに任せました。
施術されている時、都会の街中の一角の部屋にいるのに、竹や葉や木で出来た風通しのよい屋根のある建物にいる感覚で、近くには東洋的な寺院があり、その寺院からお香が漂って来ている様な感じで、心地良いインド気分でした。
そんな事を妄想していると、腰の一部分がとても熱くなり、お灸をすえられている感じになり、セラピストさんに伝えると、その症状を和らげてくれるオイルを塗ってくれて、楽になりました。
そういえば、20歳の頃に椎間板ヘルニアになり、腰と左足の激痛で一晩中ヒイヒイ泣いて、翌朝一番で大きな病院の整形外科で診てもらった事を思い出しました。
そこの先生に『人の背骨の数は決まっているのですが、貴方は背骨が一本多いですね』と涼しげに言われた事を思い出しました。
私が頭でインド気分を妄想している間、体はきちんと過去の事を覚えていたのだと、体に感心しました。
頭と心と体を普段は別ものにしていますが、やはり繋がっているなと思いました。
アロマオイルマッサージは、体と心と頭に良いと思いました。
では、絵は一体どういう所に位置するのか?
単なる癒しではなく、勉強を強要するモノでもなく、人に認められる認められないという問題でもなく、太陽の塔みたいにただ図太く無目的に無音で爆発し続けているもの・・・という事しか今は言えない自分に腹が立ちますが。
一人で動くと、実は一人ではないと言う事や、一人が良いと思っていても人に沢山会える事なのだなぁと思います。
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